これは2年と半年前。
まだ見ぬキャンパスライフの夢を描く、とある男子高校生のお話____
高3の夏、受験勉強の合間には大学生活のことを調べたりなんかしていた僕。サークル選びは大きな関心事でした。
といっても、高校生の僕にとって大学生の生活なんて未知の世界。身近に大学のことを教えてくれる人もいない、生来の心配性も相まって期待より不安が大きいというのが正直なところ。
だって、“大学生”とか“自由”とかって憧れるけど怖いじゃん?
ハタチになるんでしょ?
大学には良い人、悪い人、いろんな人がいるだろうし気を付けなきゃ。
てか、そもそも友達出来るのか???
もしかすると、今読んでくれている新入生の中にも同じ心境の人がいるかもしれないので、できるだけ当時のことを思い出しながら書こうと思います。
ひょんなことからですが高校で水泳を始めた僕。大学でも水泳続けるのアリだなと。
当時は、野球とテニスもいいなと思っていました。
しかし、野球はスライディングなんてした日には洗濯が大変なので却下。中学時代使っていたキャッチャーミットも臭すぎたので却下。
テニスは、ちゃんとテニスしてないんじゃないかという偏見により却下。高校のごみ置き場からラケットとボールを盗ってきてプールサイドでテニスしてたの懐かしい。テニス見るのは今でも大好きです。本来なら今は燃える赤土の季節なんですけどね。残念。
さて、当時は「京大 水泳 サークル」とでも検索したのでしょう。ミコノスなるサークルを発見し、さっそくホームページをのぞきます。
気になったのは次の二点。
- 1時間泳ぐ
高校生の僕「1時間?短くね??」
はたしてミコノスと名乗る団体はちゃんと水泳をやってるのか、水泳サークルの皮をかぶった怪しい輩どもではないのか……。←今思うと警戒しすぎだけど、当時はガチで思ってた。ミコノスに限らずすべての団体に対して。
初めて活動に来た僕「(会長さんめっちゃ優しい…)」
…およそ半年ぶりに泳ぐ…
一時間泳いだ後の僕「しんどい…丁度いいわ…」
メニューのない水曜日だって、自ら休憩を取ろうとしなければじゅうぶんクタクタに。今日は軽めに泳ぐってのもオッケー。This is 水泳。
土曜日は、実力に合ったメニューが選べます。
水泳っていいよね。実力の違う人たちが同じプールで互いを尊重しながら練習できる。
上級者の人は会長たちと自分自身をいじめてください。僕みたいな初級者は、ヒィヒィ言いながら一緒に頑張りましょう。初心者の人も軽めのメニューで楽しく泳げます。
- コールはないので安心!
高校生の僕「コールって何、怖い。コールはないってアピールするのも逆に怖い。てか、飲み会自体怖い。こちとら未成年だぞ。酒の話なんてすんなや。おまけにいうと、『アフター』ってなんやねん、カッコつけんな大学生。」
僕はこう見えて(どう見えて)だいぶひねくれているので、なんでも疑ってかかるし、否定から入ってしまう性分です。なかなか損な性格です。直したほうがいい。入学してすぐの自分に一言伝えるなら、まずはいろいろなサークル回ってみろと。何事も経験。
僕みたいな考え方でなくとも、初めて活動に参加するって緊張するよね。その緊張とか、心理的ハードルを低くするためにミコノス含めどこのサークルも工夫を凝らして新歓をやっていると思うのです。楽しそうな新歓企画をしたり、たくさんのイベントを紹介したり、いかにサークルの仲がいいか訴える、しかし、当時の僕にはそんなキラキラした言葉は魅力に感じられないどころか、逆効果ですらあったと思います。
そんなことを考えていると、当時の僕は、飾らず純粋に運動ができる場所を探していたのだと思い出しました。
その観点からみると(みても)、ミコノスに入ったのは大正解でした。
多様なメンバーと、そのメンバーをまとめる共通項、水泳。
速く泳げる人も泳げない人も、毎回全力の人もゆったりな人も、みんな水泳が好きで集まってくる空間が僕は大好きです。
もちろん、水泳初めてだっていう人も大歓迎です。最初は、海パンやスクール水着に体育の授業で使ってた原色の帽子でいいんです。
ぜひ、新入生の皆さんはミコノスが活動再開したら通常の活動に遊びに来てください。
普段の活動は特別なことは何もないけど、それがミコノスの良さを一番伝えてくれるんじゃないかな。なんたって、プールから出た後の心地よい疲労感は格別です。
ま!なんだかんだ言ってミコノスのメンバーと水泳以外のことするのも超楽しいんだけど!ね!!
先輩にも後輩にも、そして同期にも早く会いたい!
さて、新入生の皆さんに向けて書きたい話はすべて書いたので後は書きたいことをもう少しだけ。
ゆうや先輩は僕に勝ったことないかもと言ってましたが、僕が高2の夏の大会は50fr負けているはずなんですよね。練習の時から、隣のレーンで泳ぐゆうや先輩から最後の大会にかける思いみたいなものが伝わってきてました。僕しか覚えていないだろうけど、ダッシュのメニューで負けっぱなしだったし、大会でも勝てないかもと思ってたなあ。あれ、そのころの憲直先輩の記憶があまりないのはなぜ。
これまた誰かが話題にしていましたが、僕もそれに乗っかって自分の呼ばれ方について。
同期の女子が蓮太郎って呼んでくれるのが、僕はめっちゃうれしいんです、実は!!
小中高の女友達で蓮太郎って呼んでくれる人はほとんどいないんですよね。だいたい、れんちゃんです。もちろん、れんちゃんも大好きだけど。たまに、変な呼ばれ方もしてきました。ゆりさん、まだミコブログ見てくれてますか。
はやく泳ぎたいな。
明日は我らが天真爛漫ガール、たなかおりの登場です。まさかの逆指名です。お楽しみに。
以上、新三回生の稲葉でした。